3人のお坊さんのお話、愚痴のお話

3人のお坊さんが

1日お話をしたらだめ

という無言の行

という修行を

していました。

 

修行も

終盤となってきた頃

見習いの小僧が

掃除に入ってきて

掃除が終わると

戸を開けっぱなしで

出ていきました。

 

すると一番戸に近い

お坊さんが

開けたら閉めんかいと

言いました。

 

しゃべったので

修行失格となりました。

 

そうすると

隣のお坊さんが

ついつい

お前さんしゃべったら

あかんがなと

言ってしまいました。

 

そうすると

ついつい

その隣のお坊さんが

これで

しゃべってないのは

わしだけじゃと

しゃべってしまい

全員が修行の

やり直しとなりました。

 

人のことは

よく見えますが

自分のことは

まったく見えないものです。

 

自分のことは

棚に上げてと

よくいいますが

人のことが

気になって

仕方がないのが

人間です。

 

人のことや

愚痴は

あまり言わない方が

いいそうです。

 

愚痴の愚は

おろかなと

いう意味です。

 

痴は頭の働きが

にぶい。

思慮分別が足りない。

ぬけている。

という意味だそうです。

 

愚かで

ぬけていることが

愚痴です。

 

漢字の意味だけでも

賢くない言葉です。

 

よく余計なことは

言うなといいます。

 

くちもすぎると

ぐちになります。